
多くのサイトで「最高峰のVPN!」「安定性、スピード、セキュリティ共に最高!」と高評価の「ExpressVPN」。実際に中国で使えているのか、気になっている方も多いのではないでしょうか?
この記事では
・ExpressVPNが実際に中国で使えるのか
・中国でどれくらいの速度が出るのか
・中国から日本限定のサービス(NETFLIX、DAZN、メルカリ出品など)は使えるのか?
こんな内容をご紹介しています。
VPNLABOが実際に中国国内で試してみましたのでご覧ください。記事の最後にはVPNLABO限定のお得情報もありますのでぜひ。
(この記事では最新のスピードテストの結果を随時更新していきます。)
目次
速度テストの環境

・計測地:中国国内
・計測日:2025年10月
・パソコン:Panasonic CF-SV7RDCVS OS:Windows11
・Wi-Fiネット環境:中国联通
・スマホ:iPhone14 ネット環境:中国移动5GSIM
スピードテスト計測アプリ・サイト:speedtest.net
(今回はMac、Android端末でのテストは実施しておりませんが、 ExpressVPNはそれぞれに対応していますので、テスト結果を参考にしてください。)
ExpressVPN:中国での速度テスト(Windows+Wi-Fi)

2025年10月10日:✖️ 接続不可
日本-東京 接続不可
日本-渋谷 接続不可
シンガポール- マリーナベイ 接続不可
ExpressVPNアプリWindows版を使った感想
Windowsパソコン+Wi-Fiでの接続状況でした。今月は接続不可でした。
国慶節があったので規制が強まっているのが関係しているのかもしれないです。
参考までに過去に行った速度テストも載せておきます。↓
ExpressVPNの過去テスト記録(パソコン版アプリ+Wi-Fi)
・2025年5月9日:◯ 快適
自動選択(ネット閲覧:速い YouTube動画:720P快適)

・2025年1月5日:△ 遅い
日本-横浜(ネット閲覧:遅い YouTube動画:360P快適)

・2024年6月11日:◯ 快適
日本-東京(ネット閲覧:速い YouTube動画:720P快適)

・2024年1月10日:❌ 接続不可
日本-東京:接続不可
日本-渋谷:接続不可
・2023年9月12日:△ 遅い
日本-東京 (ネット閲覧:遅い YouTube動画:360P快適)
測定不可
・2023年5月12日:○ 快適
日本-東京 (ネット閲覧:速い YouTube動画:720P快適)

・2023年1月4日:✖️ 接続不可
日本-東京 接続不可
日本-渋谷 接続不可
シンガポール- マリーナベイ 接続不可
・2022年9月28日:◎ 超快適
日本-東京 (ネット閲覧:速い YouTube動画: 1080P快適)

・2022年5月3日:○ 快適
日本-横浜 (ネット閲覧:速い YouTube動画: 1080P快適)

・2022年1月3日:○ 快適
日本-横浜 (ネット閲覧:速い YouTube動画:720P快適)

ExpressVPN:中国での速度テスト(iPhone+5Gsim)

2025年10月15日:×接続不可
・日本-東京:接続不可
・Japan-Osaka:接続不可
・USA - Los Angeles - 5 :接続不可
・カナダ‐トロント‐2:接続不可
・Singapore - Marina Bay:接続不可
「ExpressVPN」iPhone版を使った感想
iPad/iPhone版のテスト結果でした。iPhoneとの相性が悪いのか、今月も接続不可でした。
参考までに以前に行った速度テストも載せておきます。↓
ExpressVPNの過去テスト記録(スマホ版アプリ+4Gsim)
2025年5月18日:×接続不可
・日本-東京:接続不可
・Japan-Osaka:接続不可
・USA - Los Angeles - 5 :接続不可
2025年1月5日:×接続不可
・日本-東京:接続不可
・Japan-Osaka:接続不可
・USA - Los Angeles - 5 :接続不可
2024年6月10日:×接続不可
日本-東京:接続不可
日本-渋谷:接続不可
USA - Los Angeles - 5 :接続不可
・2024年1月11日:❌
日本-東京:接続不可
日本-渋谷:接続不可
USA - Los Angeles - 5 :接続不可
・2023年9月12,13日:○快適
日本-横浜 (ネット閲覧:速い YouTube動画:720P快適)

・2023年5月15日:○ 快適
日本-横浜 (ネット閲覧:速い YouTube動画:720P快適)

・2023年1月4日:✖️ 接続不可
日本-東京 接続不可
アメリカ-ロサンゼルス 接続不可
シンガポール 接続不可
・2022年9月28日:○ 快適
日本-東京 (ネット閲覧:速い YouTube動画:720P快適)

・2022年5月6日:○ 快適
日本-横浜 (ネット閲覧:速い YouTube動画:480P快適)

・2022年1月3日:○ 快適
日本-横浜 (ネット閲覧:速い YouTube動画:480P快適)

日本限定のサービスは使える?

ExpressVPNで日本限定のサービスは使えるのかチェックしました。
日本限定サービス | テスト結果 | 他のVPNのテスト結果 |
NETFLIX | 視聴不可 | 「NETFLIX」接続テスト |
hulu | 視聴不可 | 「hulu」接続テスト |
DAZN | 視聴不可 | 「DAZN」接続テスト |
UNEXT | 視聴不可 | 「UNEXT」接続テスト |
Amazonプライムビデオ | 視聴不可 | 「Amazonプライムビデオ」テスト |
Abema | 視聴不可 | 「Abema」接続テスト |
Tver | 視聴不可 | 「Tver」接続テスト |
FODプレミアム | 視聴不可 | 「FODプレミアム」接続テスト |
radiko | 視聴不可 | 「radiko」接続テスト |
メルカリ出品・コメント | 利用不可 | 「メルカリ」接続テスト |
今月の日本限定サービス接続テストでした。全てが使用不可能でした。
もしDAZNやメルカリなどのサービスを快適に利用したい、という方には「UCSS」「良之助VPN」がおすすめです。
2025年10月ExpressVPNは中国で使えた?

今月の中国でのExpressVPN接続テストをご紹介しました。
パソコン版+Wi-Fi、スマホ版+5Gsimともに接続不可でした。
中国から日本限定サービスを試したところ、全てが利用不可でした。
ExpressVPNは頻繁にアプリのアップデートをして、中国での接続に対応するよう随時サポートしてくれています。
ExpressVPNの契約をお考えの方は最新の情報をチェックしてください。
「今中国で繋がるVPN」はこちらで紹介しています。
Express VPNのその他スペック詳細を一覧表にしたので、ご覧ください。
ExpressVPNスペック一覧表
①接続状況 | ☆☆☆☆☆「接続不可」最新の接続状況は→【ExpressVPNスピードテスト】 |
②プラン・価格 | 1か月プラン:12.95ドル〜12ヶ月+3ヶ月プラン:99.95ドル(6.67ドル/月)〜 2年+4ヶ月プラン:139.72ドル(4.99ドル/月)〜 |
③ShadowSocks | 非対応 |
④対応OS・デバイス | Windows・Mac・iOS・Android、ルーター、Linux、Apple TV、Fire TV、Smart TV、PlayStation、Android TV box |
⑤同時接続台数 | 10-14台 |
⑥無料お試し期間 | 30日間(返金保証) |
⑦使いやすさ | HP・アカウント設定画面・専用アプリは日本語対応。全OSに対応したアプリがあり、操作はとても簡単で使いやすい。 |
⑧サーバー設置国 | 日本、韓国、アメリカなど94ヶ国、160都市以上サーバー数;記載なし |
⑨支払い方法 | クレジットカード(VISA、Master、JCB、American Express、Diners)Alipay, WeChat, PayPal, Bitcoin, Unionpay |
⑩接続方法 | OpenVPN、L2TP/IPsec、PPTP |
⑪セキュリティー | 運営会社:英領ヴァージニア諸島通信の暗号化:256ビットのAES暗号化、DNS/IPv6漏れの保護ノーログポリシー:ありその他:キルスイッチ、スプリットトンネルなど |
⑫サポート | メールやチャット(24時間体制)「トラブルシューティングガイド」によるサポートがある。サポートは日本語非対応。 |
⑬中国からの申し込み | 可能 |
⑭クーポン・限定プラン |
おまけ:速度テストの見方
速度テストの表記の意味がよくわからない、という方のために簡単にご説明します。 速度テスト結果はこんな風に表示されます。・shadowsocks 日本TOKYO6(ネット閲覧:速い YouTube:1080P快適)ネットの速さはここに表示されている「PING」と「DOWNLOAD」と「UPLOAD」の値で判断します。 「PING」の値は低ければ低いほど良く、「DOWNLOAD」と「UPLOAD」の値は大きければ大きいほどネットが早いことを意味します。 大体の目安としては「「PING」約200ms以下 「DOWNLOAD」「UPLOAD」ともに3Mbps以上」あれば、ネット閲覧、YouTubeなどの動画閲覧も比較的快適です。 上の結果を見るとPING値もDOWNLOADの値も良いので快適な環境だと言えますね。 でも実際には、このテスト結果の数字はあくまでも目安にしかならないので、実際に使ったときの感想をサーバー名の横の()の中に簡単に書いてあります。 (ネット閲覧:速い YouTube:1080P快適)ってやつです。 これはYahoo!を含むネット閲覧とYouTubeのどの解像度の動画が快適に見れたかを示しています。 1080P はHD動画ですので、これが快適に見れるというのは、十分速度が出ているということになります。 もし「PING」「ms」「Mbps」ってなに?と思われた方は、こちらの記事でさらに詳しく説明していますのでご覧ください。 【保存版】VPN速度テストの見方!PING・ms・Mbpsって何?
「今中国で繋がるVPN」はトップページで紹介しています。
ExpressVPNが中国で規制を受ける「技術的な理由」
中国政府は、「グレートファイアウォール(GFW)」という巨大な検閲システムを使って、海外のサイトや通信技術を監視・制限しています。ExpressVPNも、このGFWによって常にブロックと回避の“いたちごっこ”を続けているのです。
① パケット検査(DPI:Deep Packet Inspection)による検出
中国のGFWは、通信データを細かく分析する「深層パケット検査(DPI)」という技術を使っています。DPIでは、「この通信がVPN特有の暗号化データかどうか」を見分けることができます。
ExpressVPNはデータを強力に暗号化していますが、通信パターン(データのサイズやタイミングなど)からVPN通信だと推測されることがあります。その結果、一部サーバーやプロトコルがブロックされることがあります。
② IPアドレスのブロック
GFWは、中国国内からアクセスできる「IPアドレスのリスト」を常に監視しています。ExpressVPNのサーバーが検出されると、そのIPアドレス単位で遮断されてしまうのです。
ExpressVPNは対策として定期的にサーバーのIPを更新していますが、ブロックされるスピードも速いため、**「繋がったり繋がらなかったり」**する状況が生まれます。
③ 暗号化プロトコルのフィルタリング
VPNには「OpenVPN」「Lightway」「IKEv2」など複数の通信プロトコルがあります。GFWは特に**OpenVPNのシグネチャ(通信の特徴)**を検出して遮断することがあり、ExpressVPNの利用者がプロトコルを間違えると繋がらないことも。
そのためExpressVPNでは、中国向けに「ステルスモード(Obfuscated servers)」を導入し、VPN通信を**通常のHTTPS通信に“偽装”**して見破られにくくしています。
④ モバイルアプリの配布制限
中国ではApp StoreやGoogle PlayからExpressVPNアプリが削除されているため、アプリの入手経路自体が制限されています。そのため、中国入国前にアプリをインストールしておかないと、使い始めるのが難しくなります。
⑤ 一時的な通信遮断・更新タイミング
中国の検閲は政治イベント(全国人民代表大会・共産党大会など)の時期に特に強化されます。
この期間はVPN全体が一斉に不安定になり、ExpressVPNも含めて一時的に接続が困難になることがあります。
ExpressVPNの対策は?
ExpressVPNは中国で規制されることもありますが、このような対策をとっています。
- ステルス技術(Obfuscation)でVPN通信を隠す
- 定期的にサーバーIPを更新
- 独自開発のLightwayプロトコルで高速&検出回避
このような「GFWとの戦いに積極的」な開発体制があります。一時的に規制を受けても、復旧する努力はしているようです。ですが、不安定なことが多いので、個人的にはもう少し安定して使えるようになって欲しいと思います。
3.中国でExpressVPNを使う際の事前準備&接続手順
中国でVPNを使うためには、到着前・滞在中ともに準備が重要です。手順を具体的に説明します。
出発前の準備
- アプリのダウンロード&インストール
中国本土ではGoogle Playストアに接続てきません。なので特にAndroidユーザーは出発前に使用予定の端末にインストールしておくのがおすすめです。 - 会員登録・プラン契約
サブスクリプション契約を済ませておく。支払いも完了しておいた方が安心(支払い手段については後述)。 - 接続設定の確認
ExpressVPNアプリにアクセスし、「キルスイッチ(Kill Switch)」「DNS/IPv6リーク保護」「自動接続」などの設定をオンにしておくと安全性が高まります。 - マニュアル設定・ミラーサイトの保存
万一アプリが使えなくなった時のために、ExpressVPN公式のマニュアル設定(L2TP/IPSec、OpenVPN等)をPDFなどで保存しておく。また、サポート用のミラーサイトURLやメールアドレスも控えておくと安心です。
中国滞在中の接続手順
- 中国に入ったら、ホテル・カフェ・公共Wi-Fiなどインターネットに初めて接続する前に、ExpressVPNを起動。
- 接続先サーバーは「日本」「香港」「台湾」など中国本土から比較的近く、かつ検閲回避実績のあるサーバーがおすすめ。レビューでも「香港、日本サーバーが良い」という声があります。
- 接続後、YouTube・Google・Facebook・Instagramなどブロックされているはずのサービスにアクセスできるかテスト。もし表示されなければサーバー変更・プロトコル変更を試みる。
- 接続中は「自動接続」「キルスイッチ」がオンになっているか常に確認し、万一VPNが切れた時にリアルIPが露出しないように注意。
⚠️ 注意点・ヒントまとめ
- 中国国内でアプリの更新や公式サイトへのアクセスができない可能性あり → 出発前に最新版にしておくこと。
- 接続が不安定・速度が遅いと感じた場合は、深夜・早朝の時間帯を試すと比較的回線が空いていて繋がりやすい。
- 公共Wi-Fiを使う時にもVPNは必須。中国ではネット監視・盗聴の可能性もあるため、VPN+キルスイッチで保護するのが安全です。
中国でExpressVPNが繋がらない・不安定な場合の対処法
- サーバーを近くの国(日本・香港・台湾)に変更。中国本土から近い=遅延少・回線がつながりやすいことも。
- プロトコルを「Lightway(ExpressVPN独自)」「OpenVPN UDP/TCP」「Stealthモード」などに切り替える。
- 時間帯を変えて試す。夜や深夜の方が制限が緩くなる傾向あり
- どうしても繋がらない時は、他のVPNサービスを試す
↓↓今中国で使えるVPN はこちらで紹介しています。↓↓
賢いVPN選びの参考になれば幸いです。