最近中国のネット規制が厳しくなって、いろいろなVPNサービスのつながりが不安定になっていますね。
その中で話題になっているのが「BlueSurface」という新しいVPNサービス。
「shadowsocks」という新しい技術と使っているからネット規制に影響されにくいとか。
ということで今回はBlueSurfaceの評判を調べつつ、VPNLABO編集局も1年ほど実際に使ってみました。
この記事ではBlueSurfaceの使い方、使ってみて感じた、メリットやデメリット、そしてほかの人が使った時の感想などをご紹介していきます。
BlueSurfaceがいいって聞いて気になるけどどうしようかな?と迷っておられる方の参考になればと思います。
目次
BlueSurfaceの使い方
まずは公式サイトにアクセスします。サイト場面はこんな感じ。
右上の「無料トライアル」というところをクリックし、アカウントを作ってください。
必要なのは、「名前」と「メールアドレス」だけです。
一番下に表示されるアルファベットを入力し「上記の内容で申し込む」をクリック。
しばらくすると、登録したメールアドレスに「インストール方法」「ログインID」「パスワード」が送られてくるのでメモしておきます。
メールにインストール方法紹介のページに飛べますので、それを見ながらインストールを行ってください。
(Windowsは一種類しかないですが、iphone/ipadとAndroid版は「shadowsocks接続」とそうでないのとが選べます。断然shadowsocksがおすすめです。)
実際にプラウザのインストール画面からプラウザをインストールします。これはWindows用のページ。
インストールが起動すると、「ログイン画面」が表示されます。
先ほどメモしたIDとパスワードを入力すればプラウザが起動します。
この画面が開いたら、VPN接続成功です!
サーバー設定変更の方法
ちなみに、
日本でしかみれない動画サービスの利用のために意図的に日本のサーバーに接続したい、っていう時もあると思います。
「いま自分がどこの国のネットにつながっているかの確認」と「接続サーバーの変更方法」も紹介しておきます。
まずはWindows画面下のツールバーにある「^」をクリック。
そしてブルーサーフェイスのマークにカーソルを当てると、今接続されているサーバーが分かります。
いまは「東京サーバー05」に接続されていますね。
もし変更したい場合は、そのマークのうえで右クリック。
そして「中継サーバー」のところにカーソルを当てると
接続可能なサーバーがずらっと出てきます。
ここで自分のつなげたい場所を選択できます。
携帯の電波のようになっているのが分かるのと思いますが、もちろん電波の多いものほど接続の速さが早いです。
カーソルを当てると「200KB」とか「28.6KB」とかいう速度が表示されます。(速度がどんなに早くても表示されるのは最大200KBです。)
最高でも「200KB」ですが、100KBでも結構スムーズに動画鑑賞ができました。
表示されているなかでなるべく電波の強い場所を選んでください。
では引き続き、Bluesurfaceを使ってみた感想をメリット、デメリット順にご紹介したいと思います。
BlueSurfaceのメリット
まずはメリットから上げてみたいと思います。
・今まで使ったVPNの中で最も高速・安定
・ブラウザで通常接続とVPN接続を使い分けられる。
・8日~360日まで選べるプランが豊富。
・接続台数無制限!
★今まで使ったVPNの中で最も高速・安定
「セカイVPN」「Express VPN」など有名所いろいろ使ってきましたが、一番安定して接続したのはこの「Blue Surface」でした。
VPN接続で1Gを超える動画ダウンロードとかも普通にできちゃいます。YouTubeもノンストップで見れちゃいます。
こんなVPNは今までありませんでした。おそらく独自の技術のおかげなんだと思います。
★ブラウザで通常接続とVPN接続を使い分けられる。
「Blue Surface」にはほかのVPNにはない、痒い所に手が届くポイントがいろいろあります。
例えば「VPN接続と通常接続を同時に使える」というもの。これ、特に中国に住んでいる人は分かると思うんですが、結構便利なんです。
中国には中国国内でしか使えなかったり、海外では一部の機能が制限されてしまう動画サイトやサービスがあります。「アリババ」「タオバオ」「tudou」「youku」「bilibili」などですね。
もし一般的なVPNを使っていると、これらのサイトやサービスを使うことができないので、使い時にはVPNをオフにしないといけません。でもそうするとYouTubeやフェイスブック、Gmailなどが使えなくなってしまいます。
「Blue Surface」では「Chromium」という専用のブラウザを使い、その中でしかVPN接続をしないので、海外のサービスと国内限定のサービスを同時に使うことができる、という訳です。
★接続台数無制限!
これまた「BlueSurface」ならではの大盤振る舞い。なんと接続台数無制限。
何台でも使いたい放題なんてすごすぎますよね。
★8日~360日まで選べるプランが豊富
普通のVPNだと最低でも1か月プランしかありません。でも「Blue Surface」では最低8日間がたったの450円で使えちゃいます。
ちょっとした旅行に来るときにこれを申し込んでおけば、中国国内でもlineやFacebook、Google map、 Yahoo!検索などが使い放題で便利です。
申し込み・詳細は「BlueSurface」のホームページからどうぞ。
「Blue Surface」のデメリット
・無料のお試し期間が短い。
・スマホ版の接続の方法がすこしめんどくさい
・パソコン版はブラウザ式だから、スカイプなどのソフトで使えない。
★無料のお試し期間が短い。
他のVPNが1か月とか2か月とかやっているので短く感じます。
個人的には1週間でつながるかどうかは十分試せるので十分でしたけどね。
★スマホ版の接続の方法がすこしめんどくさい
「Blue Surface」は中国の規制に掛かりにくい「shadow socks」という独自の技術を使っているのですが、この初期設定が少しめんどくさいです。
やり方はサイトで画像付きで丁寧に説明してありますし複雑ではないのですが、画面のスクリーンショットを取ったりなんやりで手間がかかります。
この設定は1度終えてしまえばその後する必要はないで、最初だけですけどね。
★パソコン版はブラウザ式だから、スカイプなどのソフトで使えない。
パソコン版に限ってのことですが、ブラウザ内での作業にしかVPNが使えません。
例えばパソコンのスカイプソフトを使って連絡をとりたいときは通常の接続になります。
現在スカイプは通常接続でも普通に使えているので大きな問題ではないですが、セキュリティを気にしてVPNで使いたい、という方はiPhoneなどで使うのがおすすめです。
BlueSurfaceの評判
では次に、私のほかにもBlueSurfaceを使った人がどういう感想を持ったのかご紹介していきたいと思います。
BlueSurfaceの公式サイトにもいろいろ載っていましたが、基本的にああいうのは信用しないので、外部のサイトで第三者的にコメントしているものだけを選んでご紹介します。
仕事をやめて中国生活なおう
最初に紹介するのは中国で生活している人が書いているこのブログ。
BlueSurfaceを実際に使ってみてどうだったんでしょうか?
感想を箇条書きにまとめると
・料金がややたかめ
・速度は安定していてサポートも丁寧
・iphoneでつながりにくく、Androidで接続できない
というものが書かれていました。
※「iphoneでつながりにくく、Androidで接続できない」という問題は2019年1月現在すでに解決済みです。以前は「shadowsocks」対応だったのはWindows版だけだったのですが、最近iPhone、Androidともに対応になり、とても快適に使えています。
それを考えると、料金が少し高めというのがネックなようですね。
確かに最近は特に海外のVPNサービスで格安のところも出てきているので、気になっているところではあります。
有料VPNを試してみた
中国・深圳在住という方も「BlueSurface」を使ってみたようです。
この方の記事には具体的な速度が載っていました。
日本のBNRスピードテストで計測してみると、
・通常の接続:0.6Mpbs
・VPN接続:0.7Mpbsほとんど差がなくて、VPNでも快適です。
ちなみに我が家のADSL契約は2Mpbsですので、日本のサイトで上記のスピードがでれば上出来と言えるでしょう。
と書いておられます。
通常の接続とVPN接続、普通はVPNの方が遅くなるのですが、この方の測定によるとほぼ同じくらいの速度で快適なネット閲覧ができるようです。
まとめ
いかがでしたか?
新技術で話題になっている「Bluesurface」の使用感と評判をまとめてみました。
まだまだ使っている人は大手の「ExpressVPN」「セカイVPN」ほど多くはいないようです。
メリットとデメリットを考えて自分に合うなと思ったら、無料のトライアルを一度試してみてください。