
ExpressVPNを使うのは安全なのか、個人情報やプライバシーは守られるのか、法律的な問題はないのかなど、さまざまな不安を抱えていると思います。
VPNはインターネット通信を暗号化して匿名性を高める便利なツールですが、正しく使わなければリスクもあります。
この記事では、ExpressVPNの危険性・安全性を初心者でも理解できるように徹底解説し、他VPNとの比較や実際の口コミ、リスク回避の方法まで紹介します。
目次
ExpressVPNとは?基本情報と特徴

ExpressVPNは世界94か国以上に3,000台以上のサーバーを持つ人気VPNサービスです。運営会社はBVI(英領ヴァージン諸島)にあり、法律上ユーザーデータを政府に提供する義務がありません。
ExpressVPNの主な特徴
| ①接続状況 | ☆☆☆☆☆「接続不可」最新の接続状況は→【ExpressVPNスピードテスト】 |
| ②プラン・価格 | 1か月プラン:12.95ドル〜12ヶ月+3ヶ月プラン:99.95ドル(6.67ドル/月)〜 2年+4ヶ月プラン:139.72ドル(4.99ドル/月)〜 |
| ③ShadowSocks | 非対応 |
| ④対応OS・デバイス | Windows・Mac・iOS・Android、ルーター、Linux、Apple TV、Fire TV、Smart TV、PlayStation、Android TV box |
| ⑤同時接続台数 | 10-14台 |
| ⑥無料お試し期間 | 30日間(返金保証) |
| ⑦使いやすさ | HP・アカウント設定画面・専用アプリは日本語対応。全OSに対応したアプリがあり、操作はとても簡単で使いやすい。 |
| ⑧サーバー設置国 | 日本、韓国、アメリカなど94ヶ国、160都市以上サーバー数;記載なし |
| ⑨支払い方法 | クレジットカード(VISA、Master、JCB、American Express、Diners)Alipay, WeChat, PayPal, Bitcoin, Unionpay |
| ⑩接続方法 | OpenVPN、L2TP/IPsec、PPTP |
| ⑪セキュリティー | 運営会社:英領ヴァージニア諸島通信の暗号化:256ビットのAES暗号化、DNS/IPv6漏れの保護ノーログポリシー:ありその他:キルスイッチ、スプリットトンネルなど |
| ⑫サポート | メールやチャット(24時間体制)「トラブルシューティングガイド」によるサポートがある。サポートは日本語非対応。 |
| ⑬中国からの申し込み | 可能 |
| ⑭クーポン・限定プラン |
- AES-256暗号化による強力な通信保護
- ノーログポリシーで接続履歴を保存しない
- 高速で安定した通信(動画視聴やゲームにも向く)
- 初心者でも直感的に使えるアプリ
などのメリットがあります。
ExpressVPNの危険性・リスク

セキュリティ面のリスク
ExpressVPNは強力な暗号化方式(AES-256)で通信を守りますが、リスクゼロではありません。
- IPアドレス・DNS漏洩の可能性
特定条件下ではIPが漏れることがあります。たとえば、VPNが突然切れた場合や、アプリの設定が不適切な場合です。 - 公共Wi-Fi利用時のリスク
カフェやホテルのWi-Fiは第三者による盗聴リスクがあります。VPNをONにしていないと通信内容が丸見えになることがあります。
対策:ExpressVPNには「キルスイッチ」機能があり、VPN接続が切れた場合でも自動で通信を遮断して情報漏洩を防げます。
プライバシー面のリスク
ExpressVPNは接続履歴やアクセス履歴を保存しない「ノーログポリシー」を掲げています。ただし、完全匿名を保証するものではありません。
- 政府やISPによる監視を完全に避けることはできない
- VPNサーバーの国によって法律上のリスクが異なる
例えば米国や欧州では、政府からの情報提供要請に応じることがありますが、BVIはそうした法律がないため、他VPNよりもプライバシー保護に有利です。
法的リスク
- VPN自体は違法ではありません
- 違法ダウンロードや規制サイトへのアクセスは法的リスクあり
- 中国や北朝鮮など、VPN使用が制限されている国では接続が検知されるリスク
ポイント:海外から中国のサイトにアクセスしたい場合、ExpressVPNの「ステルスサーバー」を利用すると検知を避けやすくなります。
技術的リスク・不具合
- 接続が不安定になり、通信が漏れる可能性
- アプリやOSの脆弱性によるリスク
- サーバー選択による速度や安全性の差
具体例:
- 古いスマホでExpressVPNアプリを使うと、キルスイッチが正しく作動しない場合がある
- 海外の規制の厳しいWi-Fiでは接続が不安定になることがある
支払い・料金面の安全性
ExpressVPNは他VPNと比べてやや高めですが、その分安全性とサポートが充実しています。
- 支払い情報はクレジットカード、PayPal、仮想通貨で保護される
- 無料トライアルは公式サイトのみ、返金保証制度(30日間)あり
高額でも「安全性」「安定性」「初心者向け操作性」を求めるユーザーには選ばれ続けています。
実際の評判・口コミ
口コミを見ると、次のような意見が多く見られます。
良い評判
- 「接続が速く安定している」
- 「プライバシー保護がしっかりしていて安心」
- 「サポートが丁寧で初心者でも使いやすい」
悪い評判
- 「料金が高い」
- 「まれに接続が不安定になる」
- 中国では規制されることが多い
ただし、悪い評判は他VPNでも見られる一般的な問題です。
安全に使うための5つの対策

ExpressVPNを安全に使うための5つの具体的な対策を、理由や使い方も含めてわかりやすく解説します。
- 公共Wi-Fiでは必ずVPNをONにする
- キルスイッチ機能を有効にする
- アプリやOSを常に最新にアップデートする
- 信頼できるサーバーを選ぶ
- 海外での利用時は現地規制を確認する
1. 公共Wi-Fiでは必ずVPNをONにする
- 理由:カフェやホテルの無料Wi-Fiは、第三者が通信を盗み見できる可能性があります。銀行のログイン情報やパスワードが丸見えになることも。
- 具体的な使い方:外出先でスマホやノートPCを使うときは、Wi-Fi接続後すぐにExpressVPNをONにしましょう。アプリで「自動接続」設定にしておくとさらに安心です。
2. キルスイッチ機能を有効にする
- 理由:VPNが何らかの理由で切れた場合、通常の通信がそのまま流れてしまうとIPアドレスや位置情報が漏れる可能性があります。
- 具体的な使い方:ExpressVPNのアプリ設定で「ネットワークロック(キルスイッチ)」をONにすると、VPNが切れた瞬間に通信を自動で遮断します。
3. アプリやOSを常に最新にアップデートする
- 理由:古いアプリやOSにはセキュリティ上の脆弱性が残っていることがあります。悪意のある攻撃者に狙われるリスクが増えます。
- 具体的な使い方:スマホ・PC・ルーターのOSを最新バージョンにアップデートし、ExpressVPNアプリも定期的に更新しましょう。自動更新設定がある場合はONにしておくと便利です。
4. 信頼できるサーバーを使う
- 理由:サーバーによって速度や安定性が違い、一部の国や地域では規制や監視の影響を受けやすくなります。
- 具体的な使い方:ExpressVPN公式アプリでは「推奨サーバー」が表示されます。初めて使う場合や高速通信を求める場合は、まず推奨サーバーを選びましょう。
5. 海外での利用時は現地の規制を確認する
- 理由:国によってはVPNの使用自体が制限されており、接続できない場合やリスクが発生することがあります。
- 具体的な使い方:渡航前に現地でVPN利用が合法か、どのサーバーを使えば制限を避けられるかを公式サイトやガイドで確認します。中国では「ステルスサーバー」を使うと検知を回避できます。
まとめ
この5つの対策を実践するだけで、ExpressVPNを使うときの危険性は大幅に減らせます。特に「公共Wi-FiでVPNをON」「キルスイッチを有効にする」は初心者でもすぐできる安全対策です。
ExpressVPNの安全性を他のVPNと比較

ここではExpressVPNの安全性を他のVPNと比較しています。専門用語もいくつかあるので用語解説もつけました。参考にしてください。
| 比較項目 | ExpressVPN | NordVPN | Surfshark |
|---|---|---|---|
| 暗号化(通信の守り) | 軍事レベルの「AES-256」暗号化+独自プロトコル「Lightway」で安定 | 同じくAES-256+高速プロトコル「NordLynx」 | AES-256+最新プロトコル「WireGuard」採用 |
| ノーログ(記録を残さない) | 独立監査あり。サーバーが「RAM方式」でデータが残らない | 独立監査あり。ダブルVPNなど追加保護あり | 監査あり。RAMサーバー採用で安心 |
| リーク(情報漏れ防止) | キルスイッチ搭載。VPN切断時も通信を止めて守る | 同様にキルスイッチあり。さらに二重経路通信も可能 | 漏洩防止とキルスイッチ搭載。コスパ重視 |
| 追加の安全機能 | シンプルで安定重視。初心者にも扱いやすい | 高度な匿名機能あり。上級者向け | 広告ブロック・多重接続など多機能 |
| 信頼性・実績 | 世界94か国で利用可。長年トップ評価 | 高機能で利用者数も多い | コスパ重視の新興サービス |
| 価格 | やや高め | 中価格帯 | 安い |
セキュリティ関連の用語解説
① 暗号化とは?
「暗号化」は、あなたの通信を“金庫の中に入れるように守る技術”です。
ExpressVPNは軍事レベルの強力な暗号化を使っていて、ハッカーや通信傍受からデータを守ります。さらに、独自の「Lightway」という仕組みでスピードも落ちにくいのが特徴です。
② ノーログとは?
VPNを使うとき、「あなたがどのサイトを見たか」という記録を業者が残していないか気になりますよね。
ExpressVPNは「ノーログポリシー」というルールを持っていて、一切の記録を保存しないと第三者機関が監査して確認済みです。サーバーが“電源を切ると中身が消えるRAM式”なので、そもそもデータが残りません。
③ 情報漏れの防止
VPN接続が途中で切れたとき、素のIPアドレスがバレてしまうと危険です。
ExpressVPNの「キルスイッチ」機能は、接続が切れた瞬間に通信自体を止めることで、この漏洩を防ぎます。
これにより、「VPNが切れていたのに気づかず個人情報が流出する」といったトラブルを防げます。
④ 特別なセキュリティ機能
NordVPNやSurfsharkには「ダブルVPN」や「MultiHop」などの上級者向け機能がありますが、ExpressVPNはシンプルで操作がわかりやすいのが魅力です。
難しい設定をしなくても、アプリを開いてボタンを押すだけで安全な通信ができます。
⑤ 信頼性・価格の違い
ExpressVPNはやや価格が高めですが、その分安定性・スピード・安全性のバランスが取れています。
「難しい設定なしで確実に安全に使いたい」人に向いています。
一方、NordVPNは上級者・多機能派、Surfsharkはコスパ重視派に人気です。
✅ まとめ:ExpressVPNはこんな人におすすめ
- はじめてVPNを使う人
- 安全性を最優先にしたい人
- 公共Wi-Fi(カフェ・ホテルなど)をよく使う人
- 面倒な設定をしたくない人
ExpressVPNは「価格は少し高いけど、その分、安心して使えるVPN」です。セキュリティ・速度・使いやすさのバランスが非常によく、初心者が失敗せずに使いたいならベストな選択といえます。
FAQ

Q1. ExpressVPNは違法ですか?
VPN自体は違法ではありません。ただし違法行為には注意が必要です。
Q2. ログは本当に残らない?
接続履歴は保存されませんが、完全匿名ではないため注意してください。
Q3. 中国でも使えますか?
ステルスサーバーを使うことで制限を回避できますが、規制状況によって接続できない場合があります。
Q4. 他VPNと比べて何が違う?
高速通信・安定性・初心者向け操作性が強みで、セキュリティとプライバシー保護に優れています。
ExpressVPNは危険?安全性・リスクまとめ

この記事では、ExpressVPNの安全性や危険性、初心者が知っておくべきポイントを詳しく解説しました。ポイントを整理すると以下の通りです。
1. ExpressVPNは基本的に安全
- AES-256暗号化、ノーログポリシー、キルスイッチなどの機能で通信とプライバシーを守れる
- 運営会社はプライバシー保護に強いBVIに本社があるため、個人情報提供リスクも低い
- 高速通信で安定しており、初心者でも扱いやすい
2. ただしリスクはゼロではない
- 公共Wi-Fiや規制国での利用には注意が必要
- VPN接続が切れたときのIP漏洩やDNS漏洩の可能性がある
- 違法サイトの利用など、法律上のリスクは残る
3. 安全に使うための5つの具体策
- 公共Wi-Fiでは必ずVPNをONにする
- キルスイッチを有効にする
- アプリやOSは常に最新にアップデートする
- 信頼できるサーバーを選ぶ
- 海外で利用する場合は現地規制を確認する
これらを守るだけで、危険性は大幅に減らせます。
4. 他VPNとの比較での安心感
- ExpressVPNはNordVPNやSurfsharkと比べても、操作性の簡単さや安定性で評価が高い
- 高額でも多くのユーザーが選ぶ理由は「安全性」「速度」「安心感」にある
5. ExpressVPNはこんな人におすすめ
- はじめてVPNを使う人
- 安全性を最優先にしたい人
- 公共Wi-Fi(カフェ・ホテルなど)をよく使う人
- 面倒な設定をしたくない人
6. まとめ
ExpressVPNは正しく使えば非常に安全なVPNです。
注意点は、違法行為の防止、接続が切れたときの情報漏洩対策、規制国での使用です。これらを守ることで、ExpressVPNを最大限安全に使うことができます。

