
最近、「VPNを2つ同時に使えますか?」という質問が増えています。
- 仕事では日本のVPNを使いたい
- プライベートでは海外のNetflixを見たい
- 中国にいるけど、同時に中国国内のアプリと海外SNSを使いたい
そんなニーズが増え、VPNを2つ同時に使いたい、という方が増えているようです。
結論から言うと:
通常の使い方ではVPNを2つ同時に「直列」で使うのは難しいけど、工夫すれば「並列」や「別デバイス」での同時利用は可能です!
この記事では、初心者にもわかるように図解的に説明しつつ、「2つのVPNを同時に使う」方法を、実際の使い方も交えて解説します。
目次
「VPNを2つ同時に使う」ってどういうこと?

まず、「VPNを2つ同時に使う」といっても、いくつかの使い方パターンがあります。
・直列型
・並列型
・デバイス別
です。
パターン①:直列VPN(多段VPN)
VPNの上にさらにVPNを重ねる方式。
例:NordVPNの上にMullvadVPNを通す。
- 匿名性が高まる
- 通信が遅くなる
- 設定が難しい(中・上級者向け)
パターン②:並列VPN(アプリごとに使い分け)
アプリごとに違うVPNを割り当てる方式。
- YouTubeはVPN A(日本)、NetflixはVPN B(アメリカ)など
- スプリットトンネリング対応のVPNが必要
- アプリ単位で柔軟に切り替え可能
パターン③:デバイス別VPN
PCはVPN A、スマホはVPN Bのように、端末ごとにVPNを使い分ける方法。
- 最もシンプルで初心者向け
- 同じ端末内での同時利用は不可
- 家族や仕事・プライベートで使い分けるのに便利
初心者でもできる!VPNを2つ同時に使うおすすめの方法3選

方法①:VPNルーター+PCのVPNを使い分ける
- 家のWi-FiルーターにVPN Aを設定(例:中国用VPN)
- パソコンやスマホにはVPN Bを設定(例:海外サーバー)
→ ルーター経由と端末のVPNで、自然と「同時利用」が実現!
これは設定が一度済めば安定して使えるので、家庭利用におすすめです。
方法②:仮想マシンを使って別VPNを動かす
1台のパソコン内に「仮想PC(VirtualBoxなど)」を作り、そこに別のVPNを設定します。
- メインPC:VPN A
- 仮想PC:VPN B
→ ちょっとITっぽく聞こえますが、最近の仮想マシンは初心者にも扱いやすいものが多いです。
方法③:分割トンネリング対応VPNを使う
ExpressVPNやSurfsharkなど、特定のVPNは「どのアプリにVPNを適用するか」を選べます。
- ブラウザだけVPNを通す
- ゲームや銀行アプリはVPNを通さない
これを応用して、VPNを切り替えずに実質的な「二重利用」が可能になります。
VPNを2つ同時に使う際の注意点

VPNを複数使うと便利な反面、注意すべき点もあります。
- 通信速度が遅くなる可能性あり
- VPN同士の相性で接続が不安定になることも
- 「安全だと思って重ねたら、設定ミスでむしろ危険」なケースも
安全に使うには、目的に合わせてしっかり設定することが重要です。
よくある質問(FAQ)

Q. 無料VPNを2つ同時に使えますか?
A. 技術的には可能ですが、無料VPNは速度・安定性・セキュリティが不安定なので非推奨です。
Q. スマホで2つ同時にVPNを使えますか?
A. 標準設定では難しいですが、一部のVPNアプリと分割トンネリング機能を組み合わせれば可能な場合もあります。
Q. 中国でVPNを二つ同時に使いたいのですが?
A. 中国向けには「Transocks」などの国内アプリ向けVPNと、一般VPN(NordVPNなど)を組み合わせる方法が現実的です。
まとめ|VPNを2つ同時に使うコツは「目的に合わせて選ぶ」こと
パターン | 難易度 | おすすめの人・用途 |
---|---|---|
直列VPN | 高 | 匿名性を極限まで高めたい人 |
並列VPN | 中 | アプリごとに使い分けたい人 |
デバイス別VPN | 低 | 家庭内や端末ごとで使い分けたい人 |
VPNを2つ同時に使うには、「何のために使いたいのか?」を明確にするのが成功のコツです。
編集後記|実は私もVPN2重生活してます

筆者自身もVPNを二つ同時に使っています。
仕事用には日本のVPN(日本のクラウドサービス用)、趣味ではアメリカのVPNでNetflixを見ています。
分割トンネリングのおかげで切り替えの手間がなく、すごく快適です。
難しそうに見えるかもしれませんが、この記事をきっかけに「一歩だけ」試してみてください。
意外と簡単に、快適なVPNライフが始まりますよ!