当サイトのリンクの一部はアフィリエイト広告を使用しています。

VPNの悩み

VPNを使うと通信量が増えるって本当?スマホのギガはどうなる?節約術まで徹底解説!

インターネットの安全を守るためにVPNを使っているけど、最近ギガの減りが早い気がする…。そんな疑問を持ってこの記事にたどり着いた方、安心してください。

VPNは便利な反面、「通信量が増える」可能性があるのも事実。でも、すべての人に大きな影響があるわけではありません。

この記事では、

  • VPNを使うと通信量が増える理由
  • 実際にどれくらい増えるのか
  • 通信量が増えにくいVPNの選び方
  • ギガを無駄にしないためのコツ

などをわかりやすく解説していきます。

なぜVPNを使うと通信量が増えるのか?|仕組みからわかる3つの理由

VPNとは、インターネット通信を暗号化して安全なトンネルを作る仕組みです。その分、通信内容が少しだけ“かさばる”ようになります。

たとえるなら、普通のメールが「はがき」だとしたら、VPN経由の通信は「封筒に入れた手紙」。同じ内容でも、封筒分の重さ(=データ量)が増えるというわけです。

これには、以下の3つの技術的な理由が関係しています。

1. データが「暗号化」されるため

VPNは、あなたのインターネット通信を暗号化して送信します。
これは、たとえば公衆Wi-Fiなどを使っているときに、通信内容(ログイン情報やメッセージなど)を第三者から守るための大切な処理です。

しかしこの暗号化には、元のデータに「暗号のための付加情報(鍵や識別子)」がつくため、通信量が10〜20%ほど増えることがあります。

💡たとえるなら
封筒に手紙を入れる代わりに、「鍵付きの金庫」に入れて送るようなイメージです。金庫そのものの重さ(データ量)が加わるので、全体が重く(多く)なるというわけです。


2. データが「遠回り」して送られるため

VPNを使うと、あなたの通信はまず「VPNサーバー」を経由してから目的のサイトに届きます。

たとえば:

  • 通常通信 → あなたのスマホ → サイト(直行)
  • VPN通信 → あなたのスマホ → VPNサーバー → サイト(経由)

このように**VPNサーバーを中継することで「経路が遠回り」**になります。
しかも、VPNサーバーが遠い国にあると、ルートが長くなり、結果的に通信量もやや増える可能性があります(再送・中継パケットなどの影響も含む)。


3. パケットの「オーバーヘッド」が発生するため

これは少し専門的ですが、VPNは通信の中身を包み込むようにして送信します。これを「トンネリング(tunneling)」といい、通常の通信に加えてVPN用の制御情報(ヘッダー)が追加されます。

プロトコルによって違いがありますが、おおよそ:

  • OpenVPN:13〜20%増
  • IKEv2/IPSec:10%前後増
  • WireGuard:5〜10%程度と軽量

つまり、VPNの種類によっても通信量の増え方に違いがあるのです。


まとめ:安全性とのトレードオフ

通信量が増えると聞くとマイナスに感じるかもしれませんが、それはVPNが「あなたのデータを守ってくれている証拠」でもあります。

セキュリティとプライバシーの強化には、多少の通信量の増加は避けられない部分。だからこそ、軽量なVPNを選んだり、使い方を工夫したりすることが重要なのです。


実際にどれくらい通信量が増えるの?

これ、気になりますよね。

たとえば、YouTubeを1時間見た場合(480p)、

  • 通常の通信:約250MB
  • VPN経由:約270〜290MB(約8〜15%増)

つまり、ギガが1ヶ月7GBの人だと、普通に使うよりも500MB前後は余計に消費する可能性があるということになります。


「通信量制限」には要注意

特にスマホでVPNを使う場合、無料アプリを使っている方も多いと思いますが…無料VPNの多くには通信量の上限があります。有料VPNも一部通信量制限を設けているものも。

たとえば:

  • Windscribe:月10GB(無料プラン)
  • TunnelBear:月500MB(無料プラン)
  • UCSS:月50GB〜(最安プラン)

もし知らずに動画を長時間見ていると、すぐ上限に達して速度が落ちたり、接続が切れたりします。


有料でも通信量が増えすぎない(軽い)VPNはある?

あります。たとえば次のようなVPNは、暗号化効率が高く、通信量の増加が抑えられます。

サービス名特徴
NordVPN軽量なWireGuardベースの「NordLynx」採用。高速で通信効率も良好。
Surfshark同時接続無制限&モバイル向け最適化。省データ通信モードあり。中国でも安定。
ProtonVPNスイス発の高セキュリティVPN。WireGuard対応で軽量。
無料プランも通信量無制限。

「ProtonVPN」は無料プランでも通信量無制限という大きな強みがあり、速度やサーバー数には制限があるものの、「ギガ節約しつつセキュリティも確保したい」というユーザーにとって非常に魅力的です。

ただ、ProtonVPNは中国などの規制が厳しい場所で使えないので、その場合はSurfsharkがおすすめです。(NordVPNも中国で使用不可)


通信量を節約する5つのコツ|VPNを使ってもギガを無駄にしない方法

VPNは便利ですが、使い方によっては通信量が増えてしまいます。でも、ちょっとした工夫でそのギガ消費はグッと抑えられます。ここでは、日常の中で実践できる節約テクニックを5つご紹介します。

1. 動画の画質を見直してみる

VPN使用時に通信量が一気に増えるのは、やはり動画視聴が原因のことが多いです。

たとえばYouTubeで「高画質(720p以上)」に設定していると、1時間で500MB以上消費することも。
でも、これを**「標準画質(480p)」に下げるだけで、通信量は約半分に抑えられます**。

特にスマホやタブレットなど、画面が小さい端末なら、480pでも画質の差はあまり気になりません。


2. VPNを「常時ON」にしない

VPNは、すべての通信を保護してくれますが、本当に必要な場面だけで使うというのも一つの選択です。

たとえば、

  • 公共Wi-Fiを使うとき
  • 海外サイトやアプリにアクセスしたいとき
  • 通信内容をしっかり守りたいとき(オンライン決済など)

このようなシーンだけにVPNを使えば、余計な通信を避けることができ、ギガの節約につながります。


3. 軽量なVPNプロトコルを選ぶ

VPNにはさまざまな接続方式(プロトコル)がありますが、中でもWireGuardIKEv2は、通信量の増加を抑えやすく、速度も速いのが特徴です。

たとえば同じVPNでも、OpenVPNとWireGuardでは10〜15%ほど通信量に差が出るケースもあります。

設定で選べる場合は、WireGuardを優先的に使うのがおすすめです。


4. 自動接続設定を見直す

VPNアプリによっては、スマホの起動時やWi-Fi切り替え時に自動で接続される設定になっていることがあります。

この場合、気づかないうちにVPNが作動していて通信量を消費していることも。

不要な場面でVPNを使わないように、設定画面で「自動接続」をオフにしたり、「特定のWi-Fiだけ接続する」などの条件をつけると、ムダなギガ消費を防げます。


5. 通信量の見える化アプリを活用する

どれだけギガを使っているのかが目に見えると、節約の意識が自然と高まります。

たとえば、

  • My Data Manager
  • Data Usage Monitor
  • スマホ標準のデータ使用量表示

などのアプリを使えば、どのアプリがどれくらい通信しているかも確認できます。さらに、「VPN使用時だけ急に増えていないか?」といったチェックにも役立つので、ぜひ一度インストールしてみてください。

まとめ

このように、VPNの使い方を少し見直すだけで、セキュリティを保ちつつ通信量の節約も両立できます。無理なく続けられる方法から、少しずつ取り入れてみてください。必要なときに必要なだけVPNを使う、そんな賢い使い方が理想です。


よくある質問(FAQ)

Q. VPNをつけっぱなしにすると通信量が減る?

いいえ、逆に増えます。暗号化処理の分、通信量は必ず増えるので、常時接続は非推奨です。

Q. ゲーム中もVPNを使うべき?

セキュリティ的には有効ですが、通信遅延やギガ消費が増えるため、用途によってはオフにした方が快適です。


まとめ:VPNと通信量、うまく付き合えば怖くない

VPNを使うと、暗号化などの処理によって通信量は多少増えるのが一般的です。特に動画視聴やゲーム、ファイルのダウンロードといった大容量通信を行う場合、ギガの消費が早くなることもあります。

ですが、これはあくまでVPNの仕組みによる自然な現象であり、「VPN=ギガが無駄になる」というわけではありません。

むしろ、通信内容の安全性を高めたり、地域制限を回避したりと、VPNは私たちのインターネット生活をより自由に、安心にしてくれる存在です。

そのためには、

  • 通信量の少ないVPNプロトコル(WireGuardなど)を選ぶ
  • 無料VPNの「通信量制限」に注意する
  • 必要なときだけVPNを使うといった工夫

を取り入れることで、通信量とのバランスを取りながら快適に使い続けることができます。

VPNは「ギガを食う悪者」ではありません。正しく使えば、あなたのネット生活の頼もしい味方になります。この記事が、VPNと上手に付き合うヒントになれば幸いです。

通信量消費が少なめなおすすめVPN

サービス名特徴
NordVPN軽量なWireGuardベースの「NordLynx」採用。高速で通信効率も良好。
Surfshark同時接続無制限&モバイル向け最適化。省データ通信モードあり。中国でも安定。
ProtonVPNスイス発の高セキュリティVPN。WireGuard対応で軽量。
無料プランも通信量無制限。

関連記事リンク

-VPNの悩み