2020年:中国でVPNの利用は違法?逮捕&罰金の実例あり。

中国ネット規制対策

 

中国に住む日本人にとってVPNはなくてはならないものになっています。

LINEやInstagram、Twitter

Googleの各サービスやYahoo!検索

YouTubeなどの動画サービスなどが規制されていて使えないからです。

 

でもネットでの情報をいろいろ見ていると

VPNを使うのを中国政府が禁止したという話を目にするので

「VPNは違法なんだろうか?」

「VPNを使うと逮捕されたり、罰金を科されたりする?」

と不安に思うことがあるかもしれません。

 

そこでこの記事では

・中国でVPNを使うことは違法なのか

・VPNを使って逮捕や罰金になった実例

・VPNを安全に使うための抑えるべきポイント

を「VPNLABO」なりの考察を交えて紹介したいと思います。

 

多くの人にVPNを使ってもらうために

嘘の情報を流すことはしないので安心してください。

 

実際に起こったこと、事実をありのままにお伝えし

そのうえで考察しています。

 

中国在住の方、旅行や留学、出張で来られる方もぜひ参考にしてください。

中国でVPNを使うのは違法?罰金や逮捕は?

中国でVPNを使うのは違法なのでしょうか?

罰金や逮捕になるのでしょうか?

 

「違法だけど、ポイントを押さえて使えば問題ない」

といのが結論です。

 

・中国のネットの法律

・処罰・逮捕の実例

を説明していきます。

中国でVPNは禁止されている

「中国のネットに関する決まり」第6条には

政府の認可したネットワークを通じてインターネットをしなさいよ

という法律があります。

↓引用↓

第六条计算机信息网络直接进行国际联网,必须使用邮电部国家公用电信网提供的国际出入口信道。任何单位和个人不得自行建立或者使用其他信道进行国际联网。

 

これには日本人が一般的に使っているVPNはほとんど当てはまっていません。

なぜなら中国の企業が提供する回線ではないからです。

 

中国政府が海外の企業のVPN企業に使用を認可する事例はほとんどないようです。

やはり自国の回線を使ってもらいたいですからね。

ということで一般的なVPNの使用は基本的には認められていません。

事実②違反すると罰金?

ではVPNを使うと罰金はあるのでしょうか?

先ほどの法律の文面を見ていくとこんな風に書いてあります。

第十四条违反本规定第六条、第八条和第十条的规定的,由公安机关责令停止联网,给予警告,可以并处15000元以下的罚款;有违法所得的,没收违法所得。

「第6条に違反したら、ネットの停止と警告・15000元以下の罰金に処す。

不法の所得があればその所得は没収」

ということです。

 

15000元は大体25万円ほど。結構な額ですね。

そしてVPNを使ってなにかの商売に利用したりして所得があった場合、それは没収ということです。

具体的にどのような行為がVPNによる利益に当てはまるかは、はっきりとは分かっていません。

 

<中华人民共和国计算机信息网络国际联网管理暂行规定>
(気になる方はご覧ください。全文中国語です。)

ではこの法律に違反して捕まった人が実際にいるんでしょうか?

 

逮捕・処罰&罰金の事例

中国でのVPN使用で捕まった・処罰されたという事例はこちらのブログで紹介されていました。

【「中国でVPNを使ったら行政処罰」の真相を探る】(2)VPNで何をしたらアウトなのか? - 黒色中国BLOG
▲「中国でVPNを使ったら行政処罰」を受けたというニュースの元ネタとなったサイトのことはこちらにたっぷりと書きましたが、それよりも大切なのは、今回逮捕されてしまった人物は、具体的には何をやらかしたのか?を知る必要があります。そうでないと、今後我々日本人が中国でVPNを利用しても大丈夫なのか?という不安を払拭できないから...

中国ネタでは有名な「黒色中国」さんのブログです。

 

ここでは2人の方の逮捕例が載っていました。

「朱雲楓さん」と「黄成城さん」の例です。

黒色中国さんの記事では、考察がとても深くて詳しすぎる内容になっていますので、ここで簡単にまとめたいと思います。

 

二人の逮捕例を

「処罰された理由」

「処罰・罰金の額」

「考察ポイント」

の要点に絞ってわかりやすく紹介します。

 

朱雲楓さん(2018年12月)

「逮捕・処罰された理由」

・朱雲楓さんは宿泊施設を経営してて、不法の宿泊登記情報が見つかる。

・携帯電話にインストールしたアプリ「藍灯」(Lantern Pro)でアクセスしていた。

・最近1週間のログイン回数は487回

 

「処罰・罰金」

・不法の宿泊登記に罰金500元

・VPNアプリで罰金1000元

・計1500元

こんな感じです。

 

ポイント

・警察に目をつけられたきっかけはVPNではなく、不法の宿泊登記情報だったかも。

・法律では罰金15000元以下だが、実際罰金は1000元だった。

・VPNの使用回数が多かった。

 

黄成城さん(2019年1月)

「逮捕・処罰された理由」

不法な手段で国際インターネットに接続した。(VPN接続だと思われる)

 

「処罰・罰金」 なし

 

「考察ポイント」

・黄成城さんは警察に呼ばれただけで罰金がなかった。

・営利目的ではないこと、初めてのことで警告で終わったのではないか。

処罰&罰金の事例からわかるポイント

中国国内でVPNの使用による逮捕・処罰の実例をご紹介しました。

この二人の例からわかるポイントをまとめると

 

・VPNを営利目的で使うと罰金の可能性が高い

・罰金になってもそれほど高額ではない

・VPNの使用量が多いと目を付けられやすいかも

・非営利目的の利用+初めての処罰は警告のみのこともある。

 

といったところでしょうか?

 

これらのポイントを踏まえて、

・中国でのVPNの利用をそれほど心配しなくてもいい理由

・安心してVPNを使うポイント

を説明していきます。

やっぱりVPNを使える理由

VPNをそれほど心配しなくてもいい理由をまとめます。

それは

・外国人の処罰事例はまだない

・VPNの処罰は中国にとってもリスクが高い

だから

外国人の逮捕者はでていない

先ほどの例以外にもいくつか処罰事例はあるのですが、

いまだに外国人や外国の法人に対する処罰の例はないのです。

中国にはいまだにたくさんの人たちがVPNを使っています。

それなのに一人も出ていないのはなぜでしょうか?

 

本当に中国がVPNを禁止したいなら

あなたが個人でVPNをひっそり使うのを監視するよりも、

海外から入っている企業や

海外との取引のある中国系の企業をすこし調査すればよっぽど効果があるでしょう。

 

それを考えると、中国政府のVPN規制の目的が考察できます。

それは

・自国民が海外の情報にアクセスして、自国にとって不利な情報に接すること

・Twitterなど、多くの人の目に触れる場所で政府批判などのメッセージをして感情をあおること

などです。

 

結局、国民のよる反政府の思想の広がりを懸念しているのです。

 

一方、海外の人がVPN海外の情報にアクセスしても、中国の反政府運動に加わったり、政府批判を煽る可能性は低いですよね。

自分の国じゃないからそんなに必死にはなりません。

 

というわけで、中国にとっての外国人である私たちはそれほどびくびくする必要はないといえます。

 

VPN禁止は中国にとってリスクがでかい

2つ目の理由は、VPNを本当に禁止し処罰すると中国にとってもリスクが出てきます。

実際に中国には海外から多くの会社が入って、中国の企業とやり取りしお金を落としています。

また海外の企業とのやり取りで莫大な利益を上げている中国企業はたくさんあります。

 

もしVPNの利用を処罰して海外の企業が運営できなくなったら、、、

大きな損害ですよね。

それを考えるとVPNの全面禁止はリスクがでかいのです。

 

VPNを安心して使うためのポイント

それでは中国でVPNを安心して使うためのポイントをご紹介します。

・無料VPNを避ける

・発言、見るものに気を付ける

・VPN接続で商売をしない

・香港SIMを使う

 

無料VPNは避ける

無料のVPNはまず通信の安全性が確保されません。個人情報が第三者に簡単に見られてしまう危険が常にあります。

アクセスで得られた情報の売買を収入源にしている無料VPNもあり、それを政府に引き渡す場合もあります。

運営元が不明な無料VPNが中国で使える場合、中国政府にあなたのアクセス情報や個人情報を横流する可能性は十分考えられますよね。

 

接続回数を減らす

先ほど挙げた処罰例の一つ目の方は、1週間にVPNのログイン数が487回でした。

平均で1日70回くらいログインしていることになります。

 

それを踏まえると、VPNにログインしたり接続する回数が多いと目を付けられやすくなる可能性も考えられます。

VPNの使用を減らしたり、ずっとつなげっぱなしにすることで、ログイン回数を減らすこともできます。

発言、見るもの気を付ける

VPNを使ってTwitterやFacebook、Instagramに投稿する方は多いと思います。

その投稿時に中国への悪口、批判を書くと目を付けられる可能性は十分あります。

また政府批判に関係するようなサイトに頻繁にアクセスするのも、中国のネット警察はしっかり見ています。

見るものや発信する情報に注意しましょう。

 

VPNで商売をしない

VPN接続を自分で構築して中国人に売る行為は目を付けられる可能性が高いです。

海外へのネット接続を許可なく唆すことになり、また営利目的でVPNを使用することになるからです。

 

香港SIMを使う

中国国内で規制されているサービスを100%安心して使える方法は一つあります。

それは香港SIMを使うこと。

これは中国の主要なネット回線の会社である「中国電信」「中国連通」「中国移動」の回線を使っているからです。

香港SIMは日本ですとAmazonやYahoo!ショッピングなどで普通に売られていますのでぜひ見てみてください。

SIMフリーのスマホにさすだけで普通に使えます。

 

このSIMを使うデメリットは

・SIMフリー形態が必要

・長期の利用だと費用が高い

・通信量制限がある

・国内の回線に比べて速度が落ちる

です。

短期の旅行などではとってもおすすめですが、長期になると費用がかさみます。

短期の旅行や出張などにはぜひお使いください。

 

まとめ

中国でVPNを利用するのは違法なのか?

長々と書いてきました。

最後まで見ていただきありがとうございます。

 

情報を一言でまとめると

中国でのVPN利用は心配しなくても大丈夫!

です。

 

法律には許可なしで海外のネットワークに接続するのは違反だという表記はあります。

しかし外国人は利用者も多いのに、まだ処罰された例はありません。

また完全にVPNを取り締まるのは中国にとっても損害が大きいです。

また

・無料VPNを避ける
・発言、見るものに気を付ける
・VPN接続で商売をしない
・香港SIMを使う

これらのポイントを押さえて使えば、目を付けられることもないでしょう。

皆さんの快適なネット生活の参考になれば幸いです。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました